受験全般

【大学受験】今年の外国語学部は確実に易化します。

こんにちは。この記事では大学受験において「外国語学部が今後確実に易化する」理由について説明したいと思います。
外国語学部は今年度は当然のことながら、あと2~3年は凄く易化するでしょう。
狙い目と言えば狙い目な状況がやってくると思われます。

Contents

外国語学部が易化する理由

外国語学部が易化する理由、それはもちろん新型コロナウイルスが関係しています。
現在、世界各地で猛威を振るっているコロナウイルス。
特にヨーロッパやアメリカでその影響は甚大です。

日本はまだマシですが、アメリカでは8万8千人が、世界では30万人程度がコロナウイルスで亡くなっています。(2020年5月16日時点)

その影響で、日本を含む世界では、国外への渡航はもちろんのこと、国内の移動すら制限されているような状況です。

留学ができない

その結果、学生に人気の留学ができない状況になっています。
外国語学部は”留年率”の記事でも書きましたが、留学する学生が非常に多くなっています。
例えば、2018年度の阪大外国語学部では66.9%もの学生が留年していますが、この多くは留学しているためです。

大阪大学の留年率
【留年】大阪大学の留年率(学部別)旧帝大の1つで大阪で優秀な大学である大阪大学。 この記事では阪大生の留年率について学部別に調べました。(阪大は何となく授業が厳しく留年...

現在、海外への渡航、あるいは海外からの入国は、ほぼ完全に制限されていますが、この状況が今後数年は続く可能性があります。

外国語学部を志望する生徒は、留学が一つのモチベーションです。
しかしその留学ができなくなるので、あまり入学するメリットが得られず、敬遠されるでしょう。

“海外=危ない”というイメージと圧力

学部の人気・不人気と言うのは、世論の雰囲気を反映します。

今、コロナウイルスの蔓延でアメリカやヨーロッパは非常に危険な地域となっています。
それだけでなく、ブラジルやインドなど、世界各国で甚大な被害が出ており、『外国語学部に行きたい』なんて言おうものなら、教師や親御さんなどから『こんなご時世に外国語学部行くの!?』と間違いなく言われる状況にあります。

『どうせなら、他の学部にしといたら?』という圧力は相当なものがあると思われ、その結果外国語学部の志望者は減ると考えられます。

特に易化すると思われる専攻

では具体的にどの専攻が易化するでしょうか?

現在、コロナウイルスが流行しているのは、アメリカやロシア、ヨーロッパ(英国、スペイン、イタリア、フランス、ドイツ、スウェーデンなど各国)であり、逆に抑え込みに成功しているのが、ニュージーランド、シンガポール、ベトナムなどです。
(中国は抑え込みに成功していると中国政府から発表されますが、実態はわかりません。)

つまり、まだ世界中のほとんど国で抑え込みができておらず、どの国も危険と言えます。

こういう状況を踏まえると、全専攻が全体的に易化すると思われます。
つまり各国の状況はどこも五十歩百歩な状況であるので、特に特定の専攻だけ簡単になると言うことは無いでしょう。

ただし、その中でもイタリア語に関しては、連日被害状況がテレビで報道されていたのでイメージが悪く、易化具合が大きいかもしれません。
また中国語についても同様で、イメージの問題で敬遠される可能性があります。

英語などのメジャー語に関しては、易化はするが一定の競争力は保持するでしょう。

外国語の技能は必要なくなるか?

ビジネス用途を除き、特に欧米への海外渡航に関しては、数年は禁止されることは間違いないでしょう。
また近隣のアジア諸国との交流も、そう簡単には回復しないことが予想されます。

となると、もはや外国語を習得する意味がなくなるのでは?という疑問が頭をよぎる人もいるかもしれません。しかし、そんなことはありません。

仮に人の往来がなくなったとしても、モノ技術の往来はあります。
海外からモノを輸入したり、輸出したり、あるいは技術的なやりとりを行ったり、何かしら海外とのやり取りを行う必要性は必ず生じます。

つまり、将来企業で働いたときに、海外企業とのやり取りをオンラインでする必要があります。

オンラインでの意思疎通と言うのは、実は非常に高度な語学力が必要とされるため、外国語学部出身者の活躍の場は、むしろ広がるのではないかと考えています。

やってみるとわかりますが、オンラインでの(ほぼ)バーバルのみでの意思疎通というのは非常に難しいです。

まとめ

外国語学部の入試は少なくとも2021年度は確実に易化するでしょう。
特にコロナウイルスが蔓延しているイタリア語専攻や、問題の原因を作った中国語専攻は非常に入りやすいくなる状況が生まれる可能性があります。
外国語の需要が無くなるわけでは決してないので、本気で学びたい人にとってはある意味狙い目な状況となるでしょう。