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【後期】九州大理学部(後期)の合格最低点推移と考察(2008-2019)

旧帝大の一つである、九州大学理学部(後期日程)合格最低点(得点率)の推移を見ていきます。
学科毎の最低点の比較、回数、得点のバラつき、などについて見ていき、それにより入りやすいor入りにくい学科について評価します。

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【後期日程】九大理学部)合格最低点の推移

九大理学部後期日程における6学科【①物理学科、②化学科、③地球惑星学科、④生物学科】の合格最低点推移を見ます。

合格最低点推移(2008から2019年度)

(表1)九大理学部後期日程(各学科)の合格最低点の推移(2008~2019年度)
年度 物理学 化学 地球惑星 生物 最低点
学科
2008 945.0
2009 926.3
2010 926.0
2011 918.7 340.4
2012 967.5 349.0
2013 915.7 300.0
2014 923.4 348.0
2015 939.8 326.9
2016 846.2 325.3
2017 862.9 326.7
2018
2019
平均点 917.1 330.9
標準偏差 34.6 15.7

物理学科:総合点500点満点
化学科:総合点1100点満点
地球惑星科学科:総合点400点満点
生物学科:総合点400点満点
合格者10名未満の年度はデータ非公表

合格最低点(得点率)推移(2008から2019年度)

合格最低点をわかりやすく得点率(%)で表示します。

青色で示した部分が九大芸術工学部における合格最低点であった学科
黄色で示した部分が九大芸術工学部における(最低点が)合格最高点であった学科

(表2)九大理学部後期日程(各学科)の合格最低点の推移(2008~2019年度)
年度 物理学 化学 地球惑星 生物 最低点
学科
2008 85.9
2009 84.2
2010 84.2
2011 83.5 85.1 化学
2012 88.0 87.3 地球惑星
2013 83.2 75.0 地球惑星
2014 83.9 87.0 化学
2015 85.4 81.7 地球惑星
2016 76.9 81.3 化学
2017 78.4 81.7 化学
2018
2019
平均点 83.4 82.7
標準偏差 3.1 3.9

合格者10名未満の年度はデータ非公表




学科ごとの最低点回数

(グラフ1)九大理学部後期日程(各学科)における最低点回数(2008~2019年度)

九州大理学部後期日程_学科毎最低点回数(2008-2019)改
合格者10名未満の年度はデータ非公表

推移グラフ

(グラフ2)九大理学部後期日程(各学科)の合格最低得点率(%)の推移グラフ(2008~2019年度)

九大理学部(後期日程)における合格最低点の得点率換算(2008~2019年度)改
合格者10名未満の年度はデータ非公表

ザックリ分析

高い:化学科?
低い:地球惑星学科?

データ数が少ないので参考程度ですが、平均合格最低点が高いのは化学科、低いのは地球惑星学科となっており、やや化学科の方が難しいか?という具合でした。
その他の学科はデータがないため評価不可でした。

まとめ

九大理(後期)は非常に難関

九州大学理学部後期日程についてはデータが少なく、比較考察できる要素が少なかったです。
しかしかろうじてデータがあった化学科地球惑星学科について言えることは、両学科とも平均合格最低点が80%を超えており、相当に難関だということです。
恐らく、物理学科と生物学科もデータは公表されていませんが、これと同程度のレベルだと考えられ、非常に難関で狭き門だと予想されます。