神戸大工学部(前期日程)の合格最低点(得点率)の推移をまとめました。
学科毎の最低点の比較、得点のバラつきなどから見えてくるものを検証します。
入りやすい学科or入りにくい学科があるか?についても考察します。
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【前期日程】神大工学部)合格最低点の推移
神大工学部における6学科【建築学科、市民工学科、電気電子工学科、機械工学科、応用化学科、情報知能工学科】の合格最低点推移を見ます。
合格最低点推移(2007から2019年度)
(表1)神大工学部前期日程(各学科)の合格最低点の推移(2007~2019年度)
年度 | 建築 | 市民工 | 電気電子 | 機械工 | 応用化学 | 情報知能 | 最低点 学科 |
2007 | 566.675 | 520.933 | 523.525 | 540.900 | 544.575 | 500.450 | 情報知能 |
2008 | 546.850 | 511.633 | 544.900 | 549.550 | 554.475 | 524.750 | 市民工 |
2009 | 489.375 | 448.050 | 475.500 | 491.375 | 491.475 | 466.875 | 市民工 |
2010 | 505.200 | 465.816 | 505.700 | 500.100 | 508.550 | 483.025 | 市民工 |
2011 | 516.675 | 462.550 | 502.425 | 516.600 | 522.325 | 478.425 | 市民工 |
2012 | 534.675 | 498.183 | 525.525 | 519.700 | 531.200 | 515.175 | 市民工 |
2013 | 495.225 | 507.450 | 511.825 | 525.600 | 533.225 | 509.225 | 建築 |
2014 | 522.475 | 484.000 | 509.700 | 512.175 | 512.700 | 495.000 | 市民工 |
2015 | 538.550 | 502.016 | 517.375 | 523.075 | 524.300 | 510.175 | 市民工 |
2016 | 546.450 | 489.150 | 520.950 | 534.500 | 513.725 | 498.150 | 市民工 |
2017 | 524.900 | 475.066 | 467.916 | 510.025 | 500.525 | 484.075 | 市民工 |
2018 | 528.725 | 481.583 | 478.166 | 501.425 | 500.300 | 500.350 | 電気電子 |
2019 | 566.275 | 516.533 | 538.266 | 535.750 | 545.650 | 540.250 | 市民工 |
平均点 | 529.6 | 489.5 | 510.7 | 521.2 | 522.8 | 505.3 | 市民工 |
標準偏差 | 22.4 | 21.6 | 22.3 | 16.4 | 18.4 | 16.4 |
黄色で示した部分が神大工学部における合格最低点であった学科
学科ごとの最低点回数
(グラフ1)神大工学部前期日程(各学科)における最低点回数(2007~2019年度)
2007年~2019年度における神大工学部前期日程の合格最低点は、多くが市民工学科でした。
推移グラフ
(グラフ2)神大工学部前期日程(各学科)の合格最低得点率(%)の推移グラフ(2007~2019年度)
ザックリ分析
市民工学科の合格最低点の低さが目立ちます。
平均最低点489.5点は工学部中最も低く、トップの応用化学科(522.8点)とは30点以上の差を開けられています。
2007年から13年間で合計10回が、工学部での最低点でした。
統計的に最も入りやすい学科は?
市民工学科
神大工学部前期日程で一番入りやすい学科は市民工学科です。
間違いありません。
根拠
- 2007年~2019年の、平均最低点が最も低かった。(489.5点)
- 2007年~2019年で、工学部最低点だった回数が最も多かった。(10回)
- 2008年から5年連続最下位の後、4年連続最下位など、合格最低点の低さに再現性があった。
神大は理学部もそうでしたが、工学部も入りやすい学科が明確です。
統計的に最も入りにくい学科は?
建築学科
最も入りにくい学科は建築学科です。
根拠
- 2007年~2019年の、平均合格最低点が工学部中最も高かった。(529.6点)
- 2007年~2019年の間、最低点が工学部で最も高かった回数が、最も多かった。(8回)
- 2007年~2019年の間、工部中最低点だった回数が少なかった。(1回)
建築学科は特に近年合格最低点が上がっており、2014年から6年連続で工学部中トップです。次点で応用化学科が高い傾向にあります。
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