過去10カ年の京大医における浪人率および浪人成功率を調査

東大理三につぐ最難関として知られる京都大学医学部医学科。
数台全国模試で偏差値70を軽く超す超難関校であり、トップレベルの頭脳が集うエリート集団です。
そんな京大医に①浪人して合格できた生徒は何％いるのか？、また京大医に②浪人受験して成功した割合は何％なのか？の２つについて調査しました。

参考：京都大学HP

(過去10カ年)①合格者に占める浪人率

まずは過去10年間について、京大医の合格者のうち、何％が浪人受験生であったかを見ていきたいと思います。

一般に、京大医のような超難関校の場合、浪人率は低くなる傾向があると言われていますが本当でしょうか。

年度	合格者に占める浪人率
2020	33.0 %
2019	34.3 %
2018	41.5 %
2017	28.8 %
2016	38.7 %
2015	27.9 %
2014	46.8 %
2013	29.5 %
2012	38.7 %
2011	39.1 %
平均	35.8 %

浪人率が一番少なかったのが2015年の27.9%、最も多かったのが2014年の46.8%となっており、年度による違いが見られます。

京大医は確かに現役率が高めではありますが、極端に高いわけでは無く、年度によっては50%近くが浪人生になることもあるということがわかりました。

【過去10カ年】②浪人受験生の成功率

次に京大医を受験した浪人受験生の成功率(=浪人成功率)について見ていきたいと思います。
京大医を受験した浪人生のうち、実際に合格できたのは何％なのかを示す値としています。

年度	受験者数	合格者数	浪人成功率
2020	102	35	34.3 %
2019	122	36	29.5 %
2018	150	44	29.3 %
2017	138	32	23.2 %
2016	139	43	30.9 %
2015	138	31	22.5 %
2014	155	52	33.5 %
2013	134	33	24.6 %
2012	161	43	26.7 %
2011	141	43	30.5 %
平均	138	39.2	28.5 %

過去10年を平均して、28.5%の京医浪人受験生が成功していると言うことがわかります。
逆に言うと、71.5%の浪人生は失敗しています。

年度ごとに見ていくと、やや年によってバラつきがありますが、およそ２０～３０％台で推移しているようです。

ちなみに現役成功率は平均38.3%です。

まとめ

京都大学医学部医学科の浪人率について分析しました。

その結果、合格者のうち35%程度は浪人生であることがわかりました。
また、実際に浪人生が京医を受験した場合、成功率は28.5%程度であることがわかりました。

現役生の成功率は平均38.3%なので、現役生の方が合格率が高いことが示唆されました。

因みに、年度ごとにバラつきがある原因については不明ですが、恐らく問題の難易度や、出題範囲が関係しているのではないかと推定します。