前回の内容の補足のような記事ですが、京都大学医学部医学科に合格するには『現役と浪人どちらが有利なのか?』という命題を考えてみたいと思います。
個々人色々と事情が違うので、一概には言えませんが、統計的に現役生と浪人生どちらが受験成功率が高いのか?について、合格率を比較することでお答えしたいと思います。
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過去10年の合格率の比較
現役と浪人、どちらが京大医医の受験に成功しやすいか?
現役生の受験者と浪人生の受験者、それぞれの入試結果を比較することで考察しました。
すなわち、現役生の方が合格率が高ければ現役生の方が有利と言えますし、浪人生の方が合格率が高ければ浪人したほうが有利と言えます。
合格率(=成功率) = 合格者数 / 受験者数
現役 vs 浪人
年度 | 現役生の合格率 | 浪人生の合格率 | 勝者 |
2020 | 40.3 (%) | 34.3 (%) | 現役生 |
2019 | 39.2 (%) | 29.5 (%) | 現役生 |
2018 | 33.9 (%) | 29.3 (%) | 現役生 |
2017 | 40.9 (%) | 23.2 (%) | 現役生 |
2016 | 35.6 (%) | 30.9 (%) | 現役生 |
2015 | 42.1 (%) | 22.5 (%) | 現役生 |
2014 | 34.5 (%) | 33.5 (%) | 現役生 |
2013 | 38.7 (%) | 24.6 (%) | 現役生 |
2012 | 40.7 (%) | 26.7 (%) | 現役生 |
2011 | 36.6 (%) | 30.5 (%) | 現役生 |
平均 | 38.3 (%) | 28.5 (%) | 現役生 |
全て現役生の方が入試成功率が高いと言う結果になりました。
グラフ
すべて浪人生の方が低くなっています。
結果
過去10年の試験結果について比較してみると、全ての年度において現役生の合格率が浪人生を上回ると言う事実が判明しました。
つまり現役生の方が入試においてよいパフォーマンスを発揮しているということです。
この結果から、京大医学部受験に関しては、『現役生有利』ということがわかりました。
このことから、少なくとも浪人して京大医学部の合格を目指す受験生は、『一般的に考えて自分が難しい立場にいる』ことを自覚しておいた方が良いかもしれません。
しかし、浪人でも受かっている人も十分いるので、『絶対受からない』などと過度に恐れを抱くことはNGです。例えば2014年など、年度によっては50%近く合格していますしね。
適切なレベルで恐れましょう。
結論:現役生の方が入りやすい
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