化学は得点源にできる科目ですが、同時に『とっつきにくい』要素も併せ持ちます。
特に『理論化学』に顕著です。
そのため、まずはわかりやすく噛み砕いて説明してくれる参考書で学習するのが、学力UPの近道です。
この記事では、そんな«理論化学の分かりやすい参考書»を紹介します。
Contents
1. 坂田アキラの化学「理論化学編」の解法が面白いほどわかる本
- 初学者や苦手意識のある人には絶対オススメ
- 一番眠くならない化学の参考書
- 口調が非常に軽く、品はあまりない(笑)
- 基本から標準レベルに最速で到達したい人向け
2. 岡野の化学が初歩からしっかり身につくシリーズ
- 口調が講義口調で、坂田シリーズよりは堅いが一般的な参考書よりは親しみやすい
- 授業のような内容で全くの初学者には向いている
- どちらかというと教科書的な本で坂田シリーズより落ち着いている
- 文字数が少し多いので化学が本当に苦手な人は眠くなる
3.橋爪のゼロから劇的!にわかる 理論化学の授業 大学受験DoStart
橋爪のゼロから劇的!にわかる 理論化学の授業 (大学受験Do Start)
posted with カエレバ
橋爪 健作 旺文社 2015-03-31
- 構造式などの図や絵が多用されていて、分かりやすく勉強になる
- レイアウトが美しい
- 適度なボリュームで簡潔にまとまっているのに加え、覚えるべきところは指示されている
- 坂田シリーズのような初学者へのパワーは無いが、良書なので無難に進めていきたい人にはこの本をオススメします
4. 小川化学講義の実況中継
- 坂田シリーズや岡野シリーズや橋爪シリーズが初学者向けなら、本書は化学を少し学んだ人向け
- 標準レベル以上の内容が割と充実している
- 1冊で理論・無機・有機なので重要な点が簡潔にまとまっている
- 例えばハロゲンの酸化力がF2, Cl2, Br2, I2になる理由などを、暗記でなく原理から分かりやすく解説している
- 化学の論述対策が随所にある
5. 理論化学の最重点照井式解法カード
- 受験化学では有名な本で昔から売れている
- 内容が非常に充実していてボリュームがある
- A君,B嬢などの会話形式の説明が少し面白い
- しかし完全な初学者や苦手な人向きではない印象を受ける
まとめ
以上になります。
理論化学で一番のオススメ参考書は?と言われると『化学の新研究』と答えますが、まずは基礎をわかりやすく解説してくれる本で学ぶのがベストです。
これらの<わかりやすい系>の本で理論化学の基礎を正しく理解するだけで、理系受験生のトップ10%には食い込めますよ。
スポンサーリンク
スポンサーリンク