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特徴
- 論述問題が多く出題される。知識型・考察型・融合型すべて出題される。
- 難易度は年によってバラつきがある。難しい年とやたらと簡単な年のレベル差が激しい。
- どの大学でも同じだが遺伝子・DNA関連の論述・考察はよく出題される。
- 深い知識と考察力を必要とされるもよく出題される。問題文も長文である。
- 論述は50字程度から200字程度の問題が多い。
難易度
阪大生物は年度によって難易度のバラつきがとても大きいのが特徴。
東大や京大を超えるような難易度の問題のオンパレードの年もあれば、標準問題がほとんどの年度もある。
2000年以前の阪大生物は問題の難易度が異常に高く、『阪大は生物選択者は要らない』というメッセージととらえる人もいたほどであったが、近年は徐々に難易度が標準的になり解けるレベルになった。しかし、2013年や2014年などは一転して難化するなど、問題のレベルが一定していない。
また教科書の範囲外からの出題も見られ、解きにくい問題が多いが、難問の場合は採点基準がかなり緩くなることが知られている。
出題内容
膜タンパク質やイオンチャンネルなどの細胞と代謝周辺や、細胞分裂や遺伝、遺伝子の働きなどは重点的に対策しましょう。
対策
阪大生物の特徴の一つに論述問題の多さがある。考察型の論述問題も出題されるが、典型問題の論述も出題されるので、少なくともよくあるタイプのものについては正答しておきたい。
また考察問題は毎年必ず出題されるため、慣れておくことは必須である。かなり難易度が高い問題も見られるため、過去問演習を行うと同時に、やや難易度が高い問題を集めた考察型の問題集を解くことも有効である。
阪大は出題範囲が細胞と代謝や遺伝子、刺激と応答などに偏っているため、それらの分野をピックアップして問題演習にトライしたら良い。
表. 『阪大生物』オススメ参考書 | ||
大森徹の最強講義問題集150問 | 大森徹の生物 記述・論述問題の解法 | 生物 新・考える問題100選 |
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標準からハイレベルの典型問題を収録している。大森徹氏らしく、一定のレベルに最短で到達できる。基礎固め後にいち早く阪大レベルに到達したければコレ。特に細胞や遺伝子関連は必ずやること。 |
阪大生物も知識系の論述問題が割と出題される。例えば、『タンパク質の3字構造とは何か説明せよ』などの典型問題。しかしこういう問題もトレーニングしてないと本番でパニックになるので、典型問題は抑えよう。 |
基礎学習+左の2冊をしっかりやれば年にもよるが5割くらいは取れるのではないかと思う。しかし阪大は考察問題が良く出るので、無対策だと年度によっては崩壊します。そうならないために考察対策しっかり行った方が無難。 |