志望校別対策

【理学部】阪大は後期試験を復活させるべき【レベル低下】

なんとなくですが、阪大はレベルが下がってきているような気もします。
特に理学部がひどい気がします。
後期日程で、東大京大落ちの優秀な方々を拾った方が良いと思います。

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合格最低点400点台はさすがにやばい

阪大理学部は2016年まで950点満点でした。(センター250点+2次700点)
それで、年によっても結構変わりますが、だいたい550点~600点ぐらいが合格最低点でした。
(2005年は最低点が660点ぐらい、2007年は480点ぐらいと、年による変動はあります。)

しかし、最近の理学部の最低点は明らかに低いです。

2012年から2016年までの理学部合格最低点の”平均”(理学部内の4学科の最低点を平均したもの)をグラフにしました。

このように、合格最低点の平均が400点台の年が3つもあります。(2013,2014,2015)

他の年も500点台前半とかなり低いです。
つまり、2013年などは、センターでだいたい8割取るとすると、2次試験の得点率はおよそ【4割】とれば合格ということになります。

また配点が1000点満点になった2017年以降も、最低点は560点台と相変わらず低空飛行を続けています。

阪大も危機感?

阪大理学部は2017年に配点が変わり、それまでの950点から1000点満点になりました。
それまではセンター試験は文系科目だけという構成で、センターの250点満点中、なんと150点が国語という配点でした。

ところが、2017年度からはセンターに数学と理科が入りました。
それに伴い、配点も250点から300点に変更になりました。

もしかすると、2次試験でそれほど得点できなくても入学できてしまうため、センターの理系科目で評価せざるを得なくなったのかもしれません。

なぜこれほど最低点が低くなった?

理由の一つが、2013年から行われている【後期日程の廃止】でしょう。
それまで前期+後期で募集していましたが、後期日程を廃止して以降、全て前期日程で募集することになりました。

京大でもそうだったように、前期日程の募集人数が増えてもそれほど志願者数が増えるわけではありません。

その結果、それまで入学できなかったレベルの生徒が合格できるようになった可能性があります。

後は、よく言われる『少子化による学力低下』が原因の一つ”かも”しれません。

後期日程で入学する生徒は優秀

後期入学者はたいてい東大か京大をギリギリで落ちたような人たちでした。
たまに、『前期阪大落ちたけど、後期で合格』という人も居ました。
中には優秀とは言えない人も居ましたが、総じて賢い人が多かったです。
世の中的に『優秀な学生の確保』を大学も企業も行っているはずなのに、後期日程を廃止してそのチャンスを無駄にする理由がわかりません。

確かに後期日程は教員の負担がかなり大きい試験ではあります。
しかし、そこをサボってしまうと後々良くないと思います。

まとめ

ここ最近の阪大理学部はかなり簡単になっている気がします。
阪大は東大や京大と違い、地方のローカル大学なので、同じような方法で受験生を集めていてはダメです。
後期日程を復活させた方が、後々の阪大のためだと思います。
逆に受験生は今がチャンスです。