受験生の中には将来は医療系に進むことを選択肢に入れている人も多いと思います。
例えば医師は昔から人気で偏差値も高いですが、それ以外にも看護師、獣医師、薬剤師、理学療法士など様々な医療系の仕事があります。
しかし、「どれぐらい稼げるのかわからない」「平均年収が知りたい」と思っている人は多いと思います。
具体的な数字が分からないと、将来本当にその道を目指していいのか不安になりますよね。この記事では、具体的な数字とともに紹介することにしました。
Contents
医療系職業の平均年収比較
医療系の各職業について、平均年収をまとめます。
順位 | 職種 | 平均年収(※1) |
1位 | 医師 | 1232万円 |
2位 | MR | 約1000万円(※2) |
3位 | 歯科医師 | 757万円 |
4位 | 薬剤師 | 543万円 |
5位 | 獣医師 | 525万円 |
6位 | 看護師 | 478万円 |
7位 | 理学療法士 | 404万円 |
7位 | 作業療法士 | 404万円 |
※2 MRに関してはおよその概算です。
基本的に、大学受験で高偏差値が要求される「医師」が最も年収が高く、歯科医師や薬剤師、看護師などがそれに準じる形です。
MR(製薬会社の営業)も隠れた優良職種となっています。
理学療法士と作業療法士については、少々年収が低めとなっていますが、看護師を含めそれ以外の医療職種は十分に食べていける程度の待遇となっており、安定していることがわかります。
看護師はコスパがいい
実は看護師という職業は、非常にコスパがよい職種でオススメです。
というのも大学受験で高偏差値が要求されるわけでは無いにも関わらず、平均年収はそれなりに高く、国家試験合格率も90%越えで難易度が高くないからです。
もっと言えば、実は大学に通う必要すらなく、専門学校から看護師を目指すことも十分可能であり、学力的な要求はそれほど高くありません。
基本的には女性主体の職業ですが、逆に男性も力仕事などが必要な場面で貴重な存在になり得ます。
意外な盲点:MRという選択
MRという職業は医療系としてあまり知られていないですが、コスパ良いです。
どんな職業か?と言われれば、ザックリと製薬会社の「営業職」です。研究開発で作った薬を、大学病院の医師などに売り込みに行く仕事です。
もちろん薬の効果やリスクなどをわかりやすく説明することが求められます。
一般的に製薬会社は待遇が良く、40歳で1000万ぐらいは超えてくるので、MRもそれに応じる形で高年収になります。
まとめ
医療系の様々な職業について、平均年収についてまとめました。
医師や看護師などの医療系職種は、ある意味国から身分を保証されているようなところがあるので、リスクを負って起業するなどしない限りは安心して働ける職業となっています。
特に看護師については、医師や獣医師などと違い、大学受験での「高偏差値」がそれほどは要求されないので、受験勉強には「興味がない」あるいは「あまり得意ではない」と言うのであれば、看護師を目指すのはアリです。(理学療法士と作業療法士についても通じます。)
MRについては、製薬会社という民間企業の社員ということになるので、リストラなどの対象になることが時々ありますが、大学受験での高偏差値が要求されず、なおかつ高年収を稼げると言う意味では、コスパが良いです。
参考:週刊ダイヤモンド「20年後も医学部・医者で食えるのか?」