毎年化学系の学科にはたくさんの生物選択者が入学されますが、皆さん多かれ少なかれ大学での物理の勉強にについていけるか不安に思っているのではないでしょうか?
あるいは自分が優秀な成績を果たして取れるか危惧している人もいるかもしれません。
この記事では過半数を占める物理選択者の中で生物選択者が生き残っていけるのか?について見ていきたいと思います。
Contents
生物選択者でも努力次第で高成績が可能!
私は専門が化学ですが、同じ学科には生物選択で入ってきた友人がたくさんいました。
学科全体では20~30%ぐらいが生物選択だったと思います。
結論から言うと、生物選択でも大丈夫です。
努力は必要ですが、大学に入ってからの勉強で優秀な成績をとることができます。
同じ学科の同期の生物選択者で、ほとんどオールS(90%以上の評定)の人を実際に何人か見ました。
必修の物理は生物選択者と物理選択者でコースが違う
まず安心してもらいたいのは、生物選択者はたいてい生物選択者用のベーシックなコースを履修するようになっています。
物理学Ⅰで習う力学や電磁気学は、同じ生物選択者同士で一緒に授業を受けます。
物理選択者との差は気にする必要がないので、やる気があれば良い成績をとることができるでしょう。
ただし注意して欲しいのは、甘くはないとうことです。
生物選択者の中には物理がどうしても受け付けなかった人も中には居ると思いますが、大学入学後は改心して、真摯に物理に取り組んでください!
でないと、単位を取りこぼして本気で留年します!!
ただし注意も必要
基礎実験
必修では物理選択者と一緒に受ける『物理学実験』も、たいていどこの大学でもあります。
内容は基本的ですが、生物選択者にとっては初めて見る内容ですので驚かないようにしなければいけません。
ペアーの方に迷惑をかけないようにまた良い成績を取れるように、しっかり事前学習しておく必きましょう。
専門科目は物理をバンバン使う
2年になると専門科目が増えていきます。
大学で学ぶ化学は、高校で習う物理の内容がたくさん登場します。
というか「え?これほとんど高校物理やん?」と思うほど、ほとんど高校物理です。
コレ、結構当たってますね!
特に内容が被っているのが、力学、波動、電気と磁気、熱力学、原子などです。
(つまりほぼ全部です。)
例えば、量子化学では波長、角運動量、運動エネルギー、位置エネルギーなどの言葉をよく使いますし、電気化学では電荷、電流、電位、ポテンシャルなどの言葉がよくでてきます。
熱力学の授業では、エントロピー、エンタルピー、熱力学第1法則・第2法則、熱、圧力など、難しい概念を習いますが、高校物理を習った人は既に馴染みがありますね。
まとめると、生物選択者は大学に入ってから、物理の勉強を頑張ることになります!
(経験談)
具体的な生物選択者の成績
大学で学ぶ専門化学には物理がよく登場すると言いましたが、
では実際に生物選択者の大学の成績ってどうなんでしょうか。
友人A君
生物選択で入学した僕の友人Kは、入試の成績では下から3番目ぐらいのギリギリ合格でしたが、
大学の成績はほとんどAかS(Sが最高でABCFの順に悪くなる)で、学年でも80人中15位ぐらいでした。
知り合いB君
もう一人の生物選択で入学した知り合いTも、同じく入試では下から5番目ぐらいのギリギリでしたが
大学の成績は抜群に良く、学年で10番以内でした。
その他生物選択者でも真面目な学生は良い成績を取っていましたので
生物選択者だから負けるということはないです。
結局のところ
大学で物理を新たに学ばなければいけない分、生物選択者は多少しんどいのは間違いないです。
しかし、生物選択であってもやる気のある学生には関係がないようでした。
また、物理選択だからと言って成績が良いわけでもなかったです。
なので、管理人の経験上、生物選択であっても必ずしも不利にはならないと思います。