関西の難関国公立大学である神戸大学。
京大・阪大の次に位置する評価の高い大学です。
このページでは神戸大で出題される生物の入試分析・対策を行いました。
Contents
特徴をざっと
ほんと、神戸大生物の特徴を一つ言うとすると、『標準問題』ということに尽きます。
近くの難関大である京大や阪大は、かなり難しい生物の問題を出しますが、神戸大は独自路線を歩み、ひたすら教科書に沿った内容の問題を出題し続けています。
- 教科書レベルの問題が並ぶ
- 難関大学には珍しくやや易~標準レベルの解きやすい問題が多く、高得点が狙える
- 東大・京大・阪大の生物のような長くて複雑な実験考察問題はまず出題されない
- 典型問題がそのまま出題される傾向にあるため、努力が結果に直結しやすい
- 難関大学に特有のマニアックな問題は出題されない
出題範囲
全分野から非常に満遍なく出題されます。
「細胞と代謝」や「生殖と発生」、「分子生物」などの大学受験要対策分野から、「生物の分類・進化」や「生物の集団」といった比較的出題されることが稀な分野まで、神戸大では出題されます。
出題内容
教科書レベルの問題がとても多く、考察問題なども手がつけやすくなっています。
記述問題もよく出題されますが、比較的短い文章(20~50字程度など)で説明させる問題が多いです。(字数指定がない場合もある。)
論述例1
無性生殖が有性生殖と比べて有利な点と不利な点をそれぞれ40字以内で説明しなさい。ただし,句読点も字数に含める。(2013年神戸大)
また100字や180字など比較的長文で論述する問題も1~2題程度、出題されます。本格的な考察問題の論述というよりは、知識の記述や、知識と考察を絡めた論述である場合が多いです。
論述例2
下線部のような大きな変化が起こると,生態系を元の状態に戻すことは困難である。この理由について,「平衡状態」と「復元力」という語句を用いて100字以内で答えなさい。 (2015年神戸大)
神大生物の対策まとめ
神戸大生物の対策は、とにかくオーソドックスな問題を確実に抑えることです。
典型問題を1題でも多く身に付けることが、本番での高得点への道です。
気をつけなくてはならないことは、出題分野が広範囲であり、「生物の分類・進化」「生物の集団」からもよく出題されることです。
神大生物オススメ対策本
よく書店で売ってる典型的な本で十分です。
その中でもオススメは
- 理系標準問題集 生物
- 大森徹の生物記述・論述問題の解法
- 生物重要問題集
特に<大森徹の生物記述・論述問題の解法>は、『ザ・神戸大の論述問題』という気がします。