医学部医学科は空前の人気で以前から難易度は高かったのは高かったのですが、特に1990年代以降、難易度が上昇してきました。
当然、この人気には理由があるのですが、この記事では医学部人気の理由を
わかりやすく解説します。
Contents
年収・社会的信用が段違い
年収
医師になりたい人が増えている原因の一つが医師の待遇の良さです。
一般的に年収1000万円以上稼いでいる人というのは、日本では全体の4%程度しかいませんが、
医師の場合、30代で既に70%以上が年収1000万円を超えているというデータがあります。(出典:プレシデント)
さらに40代ともなると90%以上が年収1000万円を超えます。
まず、この経済的待遇の良さが受験生(及び親)を惹きつけていることは間違いありません。
社会的信用
医師というと、一般に社会の高位に位置すると認識されており、クラスとしては大学教授や弁護士などと同等です。
大人になるとクレジットカードの審査など、社会的信用を基に判断される様々な評価がありますが、医師が不当な評価をされることはまずありません。
『医師は高年収』『リストラもない』『給料も年齢とともに上がる』ということを、社会的にも認識されているのです。
昨今の不況・経済不安による人気
一部、公務員人気と重なる部分がありますが、日本経済の不況も医学部人気に大きな拍車をかけています。
医学部人気が過熱し始めた1990年代というのは、ちょうどバブルがはじけた頃です。
それとともに公務員や医学部など、『安定』した職業が人気を持ち始めました。
理由として、医師には就職活動をする必要というものがありません。
実際にはどの病院に行くかで採用試験はありますが、全くどこにも行くところがないという状況はありません。必ずどこかには採用されます。
普通の理工系の学生の場合、就職氷河期にもなるといくら旧帝大などの高学歴であっても普通に一流企業の採用に落ちたりします。
文系なら言わずもがなです。
加えて医師は待遇が保障されています。
『確実に採用』『年収・社会的信用が高い』という2つの事実は、この不景気な日本社会においてとても大きな魅力でしょう。
女性の職業としては恵まれているという点
医師は女性にも人気の職業であります。
実際、医師という職業は比較的女性の比率が多い業界です。
医師全体では約19%が女性で、若い年代になりますと20代30代では約30%にもなります。
これは医師という職業が、育休や産休を取りやすいということや、実力があれば女性でも出世できるということが大きな理由です。
一般の民間会社だと、状況はかなり改善しつつありますが、まだ制度が整っていないところもあります。
医師の場合、育児や介護をしながらでも働くことが出来ます。
医師はやりがいが段違い
学術的理由
医学という社会的にも学術的にも重要な領域を研究できるという点に興味をもっている人は多いです。
人間のみならず生命については脳科学を見てもわかるように、まだ不明な事柄ばかりです。
また、医学領域には、企業や政府からの多大なお金が動きます。
自身の能力を活かす場としては申し分ありません。
人助けができる
また、自身の仕事が直接人の役に立てるというのも選ばれる大きな理由の一つです。
人の役に立ちたいと思っている人は多いです。
医師という職業は直接人の命に関わることなので、そこにやりがいを見出す人は多いです。
医師はモテる
下世話な話ですが、医師はモテます。特に男性医師はモテます。
約8割の男性医師は、30代前半まで結婚しているという統計もありあます。
(出典:プレシデント)
逆に女性医師はモテないそうです。
私の知り合いの才色兼備の女性医師も、仕事の方は部長まで上り詰めましたが40代中盤で未だに未婚です。(もったいない・・)