関関同立の中でも頭1つ抜きん出た存在である同志社大学。
他方、関東における中上位の層が行く大学というイメージのMARCH。
どちらも学力の上位30%ぐらいの受験生が行くぐらいのレベルゾーンの大学であるが、進学するとしたらどちらの方がより価値があるのか。
この記事では同志社とMARCHを比較しました。
関西出身者で同志社に行ける層は、MARCHと比較してどうなのかというところは比較検討しておいても良いのではないかと思う。
偏差値の多少の違いは、大学選びでは完全に誤差です。また学費も将来的な収入を考慮するとほぼ変わらないので、それほど重要ではないです。
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就職
学生の本分は学問であるが、そうはいっても大学卒業後の就職は何といっても大事である。
東証一部上場(プライム市場)の企業に就職するのと、ブラックオーナー企業に就職するのとでは、生涯賃金で平気で数億円の差が生じるので、就職実績はよく検討した方がいい。
まず同志社から。
同志社からは優良な大企業に入社できるのだろうか?
結論から申し上げると、十分にそれは可能である。
任天堂には毎年多くの数の卒業生が入社しますし、京都以外に本社のある大企業にも関西勢にしてはかなり強い。大学名で通用するブランド力は十分にある。
一方、MARCHはというと、こちらも東京に立地するアドバンテージを活かして毎年数多くの卒業生が財務基盤に余裕のある大手企業に就職している。
つまり、どちらの大学も優良大手企業に就職可能である。
任天堂 | 三菱商事 | SONY | 三菱東京UFJ | 三菱地所 | |
同志社大 | 1位 | 18位 | 14位 | 4位 | 16位 |
明治大 | 14位 | 22位 | 10位 | 5位 | 14位 |
青山学院大 | 15位 | 7位 | 12位 | 9位 | 9位 |
(※当サイト調べ)
ではどちらの方が就職に有利なのか?それはやはり大都市の東京に立地しているMARCHの方が有利である。
上記は一例であるが、やはり多くの企業は東京に本社があり、MARCHの方が関関同立などの関西圏の大学より圧倒的に就職実績が良い。
同志社大は関西、特に京都の企業にはとてつもなく強いが、関東の企業にはいくら同志社とはいえ簡単ではない。
ブランド力
京都府内での同志社大学の評価はかなり高い。
前述のように、就活でもそのブランド力はいかんなく発揮される。
しかし、全国的に見るとそれほどのアドバンテージはない。
また、関関同立ではトップとは言え、その上に京大、阪大、神戸大が君臨しているので圧倒的な存在にはなり切れていない。
一方、MARCHに関しては東京にあるということで知名度は全国区であり、特に青山学院大などは渋谷に立地しており、俗っぽいところで言えば女子アナを多数輩出するなどその大学のブランドイメージはかなり高い。
MARCH > 同志社 (全国におけるブランド力)
立地
同志社大は京都にある。
地方都市である京都であるが、風情ある街並みはとても美しい。
数多くの世界遺産があるなど、京都に住むということは、それ自体に十分価値がある。
同志社大も十分その恩恵に与ることは可能であるが、ただし繁華街である河原町からはかなり離れるので、そこは注意が必要である。
一方、MARCHについては基本的に東京都心にキャンパスがある。
たとえば青山学院大学については渋谷や表参道、明治は千代田区の駿河台、法政は市ヶ谷などにキャンパスがあり、ここは日本でもトップクラスの1等地である。
自分の行きたい学部のキャンパス所在地がどこにあるかという話になるが、東京の千代田区や渋谷区、文京区などの”都心”に住むもしくは通うことは間違いなく将来的なプレミアムになる。
同志社と青学、もしくは同志社と明治の比較なら、「京都が好き」などの特別な理由がなければ東京都心にある青学や明治の方がよい経験になると思う。
総合的に考えて
MARCHに軍配が上がると考えられる。
学生時代に東京に住むことができるというアドバンテージ、大企業本社の集中する東京にいることで得られる高い情報感度は相当なものがある。
もしかしたら入試の偏差値では同志社の方が高いかもしれない。しかし、そんなことは受験生以外誰も全くと言っていいほど気にしていない。
もし同志社とMARCHで悩んでいる人がいれば、私はMARCHを推したいと思う。