医学部受験生はどうしても医学部に行きたい人が殆どだと思います。
そのため、後期日程でも医学部に全力を尽くしたいと考える受験生が多いと思います。
そこで医学部受験生向けに、後期日程を実施する23大学の医学部医学科をまとめました。
また一般的な対策についても記載しました。
Contents
後期日程を実施する大学一覧(センター得点率順)
全国の後期日程を実施する医学部医学科の一覧です。
センター得点率の高い方から順に記載しており、後期を行う医学部医学科は全国に23大学あります。
順位 |
大学名 | センター / 2次 |
2次 偏差値 |
センター 得点率 |
募集人数 |
1 | 東京医科歯科大 | 500 / 200 | 75 | 96 % | 10人 |
2 | 千葉大 | 450 / 1000 | 71 | 94 % | 20人 |
3 | 奈良県立医科大 | 300 / 900 | 69 | 92 % | 53人 |
4 | 名古屋大 | 900 / 0 | 70 | 91 % | 5人 |
5 | 広島大 | 900 / 100 | 69 | 91 % | 5人 |
6 | 岐阜大 | 400 / 1200 | 68 | 90 % | 35人 |
7 | 三重大 | 600 / 300 | 68 | 90 % | 10人 |
8 | 浜松医科大 | 950 / 350 | 66 | 90 % | 15人 |
9 | 山梨大 | 800 / 1200 | 68 | 89 % | 90人 |
10 | 鹿児島大 | 900 / 320 | 64 | 89 % | 23人 |
11 | 愛媛大 | 900 / 300 | 64 | 89 % | 25人 |
12 | 福島県立医科大 | 450 / 360 | 63 | 89 % | 23人 |
13 | 秋田大 | 700 / 300 | 63 | 89 % | 25人 |
14 | 旭川医科大 | 550 / 350 | 62 | 89 % | 15人 |
15 | 佐賀大 | 630 / 280 | 62 | 89 % | 10人 |
16 | 山口大 | 900 / 500 | 66 | 88 % | 10人 |
17 | 香川大 | 1200 / 300 | 66 | 88 % | 25人 |
18 | 富山大 | 1200 / 350 | 65 | 88 % | 20人 |
19 | 鳥取大 | 900 / 100 | 64 | 88 % | 20人 |
20 | 福井大 | 450 / 220 | 64 | 88 % | 25人 |
21 | 山形大 | 900 / 100 | 63 | 88 % | 15人 |
22 | 宮崎大 | 900 / 300 | 63 | 88 % | 20人 |
23 | 琉球大 | 1000 / 300 | 62 | 88 % | 25人 |
山梨大学の90人、および奈良県立医科大の53人は注目です。
地方国公立大学医学部医学科は20~30人単位で募集をかけており、それなりの人数が合格可能です。
とはいえ、難関の医学部医学科であり、さらにはセンター配点が大きいこともあり、センターボーダーは非常に高くなっています。
また、”偏差値”に関してですが、2次試験に学力テストが課されないところ(例えば名古屋大)などには、あまり意味のない数字となっています。
医学部後期日程の分析
主要科目で受験できる医学部
主要科目で受験できる後期日程については下の記事でまとめています。
具体的にはこの表のようになります。
受験科目型 | 大学名 |
英数理x2 型 | 千葉大、岐阜大、奈良県立医科大 |
数理x2 型 | 山梨大 |
英化 型 | 宮崎大 |
理x2 型 | 旭川医科大 |
下の記事にわかりやすくまとめています。
センター配点の大きい医学部
センター試験の配点割合が大きい後期日程医学部を紹介します。
センター逃げ切りを狙う受験生にうってつけ!
順位 | 大学名 | センター割合 |
1 | 名古屋大 | 100.0% |
2 | 山形大 | 90.0% |
2 | 鳥取大 | 90.0% |
2 | 広島大 | 90.0% |
5 | 香川大 | 80.0% |
センターが運よく抜群に取れた受験生にはチャンス到来です。
2次試験における面接配点の大きい医学部
『受け答え』や『印象』に自信があり、面接が得意だ!という受験生にオススメ!
順位 | 大学名 | 2次における面接点割合 |
1 | 山形大 | 100.0% |
1 | 鳥取大 | 100.0% |
1 | 広島大 | 100.0% |
4 | 浜松医科大 | 71.4% |
5 | 秋田大 | 66.7% |
5 | 琉球大 | 66.7% |
番外編 | 名古屋大 (※) | – |
※ 名古屋大には2次試験が面接だけであるが、点数としては加算されないとなっている。
あと、富山大は『面接+小論文』の合計350点が2次試験の総得点というパターンです。
前期日程は及ばず残念だったけど、受け答えなどが上手でセンターがよくできた受験生はチャンスです。
しかし、社会に出てからは学力とはまた別に必要な能力です。
実際、就職活動の面接では男子学生より女子学生の方が圧倒的に優秀です
2次試験における小論文配点の大きい医学部
順位 | 大学名 | 2次における面接点割合 |
1 | 三重大 | 66.7% |
1 | 香川大 | 66.7% |
3 | 鹿児島大 | 62.5% |
4 | 山口大 | 60.0% |
5 | 東京医科歯科大 | 50.0% |
番外編 | 富山大 (※) | – |
※ 富山大は『面接+小論文』の合計350点が2次総得点です
総合問題が課される医学部
後期日程で『総合問題』が課される大学は、以下の2大学です。
大学名 | センター / 2次 配点 | 総合問題 配点 |
福島県立医科大 | 450 / 360 | 300 |
愛媛大 | 900 / 300 | 200 |
この2大学は「面接+総合問題」が2次試験の科目となっています。
まとめ
国公立の医学部後期日程は、意外と学力試験を課す大学が少ないです。
医科歯科大ですら「小論文+面接」で、名古屋大に至っては小論文すらありまえん。(センター+面接)
なので、医学部に後期で合格しようと思うと、センター試験の結果は非常に重要になります。
とはいえ、千葉大や山梨大や奈良県立医科大など、2次試験でがっつり主要科目をぶつけてくる大学もあります。
自分はどういうプランで医学部を攻略するべきなのか、しっかり調べて作戦を練りましょう!