予備校情報

【大学受験】大手予備校の欠点や注意点。

大学受験で予備校を利用する人は多いです。
実際、良い講師もいるし、ノウハウの蓄積もあり、進学実績も良いです。
しかし、良いコトばかりではありません。使い方を誤ると大失敗しますよ。
このページでは、大手予備校に行く際に、注意すべきことを、受験時代に単科講座や季節講習を行きまくって、たくさん失敗した管理人が、列挙していこうと思います。

Contents

講師による当たりはずれ


一番よくあるのが、ハズレ講師を引くことです。
意外に思うかもしれませんが、駿台や代ゼミなどの大手でも質の低い講師は結構います。

私の印象では、独自性がある授業を行ってくれる講師は3人に1人ぐらいの割合で、残りは残念ながら公立の先生とさほど変わらないクオリティの講師です。

私は春期講習で駿台の「古文・漢文」スタートアップ講座を受たのですが、その時の担当講師が最悪でした。内容に加えてしゃべり方や教え方も悪く、さらには元生徒からもらったという手紙を、15分ぐらいかけて延々と読んでいました。
高い授業料払ってることをわかって欲しいです

また、駿台は英語講師も2人ほど見ましたが、ぶっちゃけあまり良くなかったです。

例として駿台の講師を挙げましたが、代ゼミ河合も同様です。
特に河合は現代文など良い講師も居ましたが、数学や英語など微妙な講師が多かったです。

レベルアップを期待して大手予備校に行くのに、期待外れな授業されたらガッカリします。

予備校は良い部分もある反面、こうしたリスクもありますよね

通学距離が地味に無駄


大手予備校は都会にあることが多いです。
そのため、少し地方に住んでいる人は、通学に時間をとられます

私は受験時代、神戸にあった代ゼミや駿台に通っていましたが、電車で1時間ぐらいかけて通学していました。
往復にすると2時間をかけていたわけですが、その間あまり何せずボーっとしていました。

通学時間を有効活用できればいいですが、スマホやゲームなど色々あり、中々難しいのが現実ではないでしょうか。

授業の進度が遅い

大手予備校とは言っても、授業スピードは遅いです。

私が高3のときに受講していた駿台の『ハイレベル生物』は、内容もわかりやすく、講師も大森徹先生だったため、かなり満足な授業ではありましたが、やはり進度は遅かったです。
そのため、授業だけでは旧帝大レベル全く到達できなかったというのが正直な所でした。

せいぜい神戸大レベルでした
今は『スーパー生物』ができて週3コマに増えて多少は改善されたと思いますが、それでも完璧とは言えないでしょう

数学や理科は、早めに全分野終わらせて、総合問題や融合問題を演習することが成績UPの近道です。
中高一貫校の生徒は、高2の時点で数学理科ともに全分野終わっていて、高3で演習問題に集中することが出来ます。

大森先生は良い講師です。一応、勘違いのないように!

ではどうするか?オススメの対処法

大手予備校の問題点として、

  1. 講師の当たり外れ
  2. 通学時間
  3. 授業の速度が遅い

などがあります。旧帝大医歯薬などを目指す場合、無視できないリスクです。

ではどうしたら良いでしょうか。
次に、考えられる対処法を紹介したいと思います。

1. 予備校講師を事前に調査してから講座を受講する


一つには、『事前に講師の評価や特徴を調べる』という方法があります。

私もこのサイトで予備校講師評価を行っていますが、今ではネットで(真偽はともかく)色々な情報を知ることができます。

有名所の予備校講師なら、探せばかなり詳しい情報が得られます。

予備校が公開している授業動画なども参考になります。
事前に、予備校講師について調べておくのも手です。

2. 『東進衛生予備校』に通う

私は東進に通ったことがないので、あまり声を大にして言いたくないことですが、ぶっちゃけ東進は結構良いなあと思うことがあります。
理由は3つあります。

①講師の質がそれなりに高い

東進は毎年ヘッドハンティングを行っているため、講師の質は高いです。
『今でしょ!』の林先生も東進の講師なのは有名ですが、昔は河合塾に在籍していました。

他にもたまに林先生と一緒にテレビにでる数学の志田先生も元河合塾で、英語の西きょうじ先生は代ゼミです。
毎年、講師間で激しい競争が行われており、クオリティは高いです。

また、2018年10月発売の『プレジデント(Family)医学部進学大百科』に登場した2017年度東大理三主席合格者の小林君も、鉄緑会の他に東進を利用していたことが述べられています。

②長距離の通学が不要

東進衛生予備校は、全国に多数あるため、最寄りの校舎に通うことが出来ます。
なので、通学時間が短くてすみます。

③映像授業なので速習が出来る

東進は衛星授業なので、速習により短期間で全単元を終わらすことが出来ます。
これも東進の強い点です。

ただし東進は映像授業の割に授業料が高いなどの批判もあります。

通信教育にする




独学適正のある人は通信教育をメインに据えるのもアリです。
難関大の受験を考える場合、東大京大医学部に強いZ会がオススメになりますが、Z会のメリットとして教材や問題のクオリティは保証されています。加えて、通学時間も要らないし、値段も予備校より断然安いです。

オンライン講座
また、Z会のオンライン個別指導を活用すれば『単元別速習コース』もあるので、特定の単元だけ(例えば物理の『電磁気』だけ)速習により素早く終わらすことができます。
また、オンラインで指導を受けることができます。

→くわしくはこちら 【Z会Leadway】



スタディサプリ!

リクルートが売り出し中のスタディサプリも高評価です。
特徴は『学習講座見放題』『月額980円の安さ』ですが、それ以上に私は速習できる点を高く評価しています。
(速習とは:全単元を高速で終わらせてしまうこと。進学校の生徒が高2で全分野を終わらせることと同じ。)
2018年には東大理三合格者も出しました(佐賀西高校, 高嵜さん)。
大学別講座などもあり、スタディサプリは順調に成長している学習アプリです。

まとめ


大手予備校は歴史と実績に裏打ちされた、様々な素晴らしいノウハウと人材がいます。
私も大手予備校でオススメの講師が何人かいますし、絶対受けるべき夏期講習冬期講習の講座もいくつか知っています。
(駿台の『遺伝特講』や『論述ファイナル』など)

しかしながら、大手予備校にもデメリットが確実に存在しています。
なので大手予備校を妄信することは危険です。

予備校のメリット・デメリットを把握しつつ、より自分に合った方法を模索するのが、賢い受験の戦い方です。