受験全般

【旧帝大】理系難関大進学にオススメの習い事はピアノ【理系】

旧帝大医学部など、難関大学への進学を希望する場合、最も優れた『習い事』は何なのか?!
このテーマは、教育論脳科学的観点からも非常に興味深く、様々なコミュニティで日々議論される問題です。
この記事では、私の経験などから、『理系難関大進学に最も良い習い事』を1つ紹介したいと思います。

Contents

受験的観点からオススメの習い事は?絶対にピアノ

♪♪ピアノがオススメ!♪♪

頭を良くするのに絶対オススメなのは、ご存知【ピアノ】です。

私の経験及び各種データを参考にしても、難関大学、特に医学部などの理系難関大に合格するような人はピアノを経験している率が非常に高いです。

東大生へのアンケート


例えば、以前2015年の東大新聞での東大生へのアンケートが実施されました。
『今まで習い事でピアノをやっていたか?』という質問で、約6割の人が『やっていた』と回答したという結果があります。

通常、ピアノを習う割合は2015年に行われた日経のアンケートによると3割程度らしいので、東大生のピアノ率は間違いなく高いと言えます。

直近の東大理Ⅲ合格者2人の習い事も


また、直近では2018年10月発売の『プレジデント(Family)医学部進学大百科』に登場した、小林新九郎さんと岡本姫奈さんも、子供の頃の習い事にピアノを挙げています。
小林さんは2017年度入試の理三主席合格者です。

東大理三主席合格って凄い
小林新九郎さん:東大理三(医学部)現役&主席合格 (灘高校)
岡本姫奈:現役合格 (雲雀丘学園)

私の知り合い


私の友達の弟は、高校の学園祭でリストの『ラ・カンパネラ』を弾くほどピアノが上手かったのですが、勉強面も数学コンクールで入賞するなど能力が高かったです。
残念ながら某旧帝大医学部医学科には落ちてしまいましたが、翌年京大に余裕で合格しました。

ピアノのうまさと理系的能力の高さには、相関関係がありそうな印象があります。

また大学の同期でも、ピアノを弾ける人は頭が良い場合が(かなり)多かったです。(特に理系)
たぶん誰に聞いても同じような感想を持つと思います。

私自身

あと私もピアノを始めるのは遅かったですが、ある程度両手で弾けます。(独学ですが)
確かに少し頭良くなった気がします。

何が良くなったか?についてですが、理解力が上がった気がします。
楽譜を読むことで、記号から意味を読み取る能力が上がったような感触があります。

加えて、論理的思考力も上がったような気がします。
順を追って思考する能力と言いますか、『こうだからこうなってこう』みたいな手順を踏んだ思考が得意になりました。

ピアノのシステマティックさと、理系的な論理的思考がマッチングしたような感じがします
私が最初に学んだ初心者ピアノ学習本

なぜピアノが良いのか?仮説

楽譜を読むことによる理解力UP


ピアノを弾くためには楽譜をまず読みます。
この譜読みという行為が非常に能力をUPさせるのです!

譜読みでは、五線譜に書かれた様々な記号を『正確に』『左右両手のパートを』『一瞬で』読み取る必要があります。それは相当に高度な能力が必要です。

弾ける人は当たり前のように行っていますが、それって凄いことなんですよね

楽譜から演奏へのアウトプット


そして、読んだ楽譜の情報は実際に演奏にアウトプットする必要があります。

入力(インプット)した情報を、瞬時に出力(アウトプット)するという行為はトレーニングしてないとなかなかできません。

しかもこのアウトプットの方法ですが、何でも良いというわけではなく、ちゃんと「楽譜に書かれたことをアウトプットする」という方法です。

自分勝手なアウトプットではないという点が重要

両手を使うことによる脳力開発


ピアノの特徴として、両手を高度に使い分けます。
その様子は、もはや達人にしかみえません。

脳科学的に、左手を動かす領域と、右手を動かす領域は脳の場所が異なります。
ざっくり言えば左手→右脳、右手→左脳、という具合に場所が違います。
脳はその部位によって役割が異なっており、使われることによってパフォーマンスが鍛えられることが知られています。

ピアノをやることで、両方の脳が鍛えられ、さらに右脳と左脳をつなぐ部分(脳梁)が太くなり情報伝達がスムーズになると言われています。

加えて、両手の動きをしっかりコントロールする必要があるため、理性を司る領域である前頭葉が鍛えられるという説もあります。

理論と感情の融合


ピアノの凄い所は、感情の要素もあるところです。

ピアノというのは楽譜に書かれた様々な記号通りに鍵盤を押せば、一応曲にはなります。
今では様々なソフトが開発されており、楽譜から自動で音楽にしてくれたりもします。

しかし、ピアノを弾くと言うのは、楽譜に書かれた記号を正しく読み取るだけではありません。
曲の雰囲気を感じ取り、自分なりに表現しなければなりません。

そのような柔軟性が必要な点も、脳の発達にかなり良いことです。

いつから始めたらいいのか?

ぶっちゃけいつ始めても学習効果はあると思います。

実際、私がそうだったので

ただ、高校から始めるとなると、受験勉強とバッティングしてしまうので、それは避けた方が良いです。
また、確かに一つの説として、子供のうちから始めた方が学習効果が高いという説もあります。
なので、結局のところ早ければ早いほど良いと思います。

ピアノは本当に学習効果が高いのか?


間違いなく高いと思います。
ピアノをスラスラ弾けるような人なら、旧帝大の普通の理系レベルなら間違い余裕で合格できるポテンシャルがあります。
ある程度難しい曲をピアノを弾ける方なら、理系科目で6割とるなんて簡単なことです。

ぶっちゃけピアノの方が、理系科目よりよっぽど難しいです。
ただし、やる気がない人は何やってもダメです。
たまに、「ピアノ習ってたけど両手で弾くことすら無理だった」という人が居ますが、その場合の学習効果は全くなかったと言っていいでしょう。

ピアノは間違いなく学習効果が高く、東大や医学部への道も開けるポテンシャルのある習い事です。
子供に最高の教育を施したい!とう場合、間違いなく選択肢に入れるべきでしょう。

それにピアノは面白いしね~