医歯薬対策

【2019年度】国公立獣医学部(学科)の難易度ランキングと試験科目・分析【センター配点】

獣医学部も医学部と並び、日本で人気の学部です。
また、医学部と同様に難易度も高く、受験生は相当なレベルを要求されます。
この記事では国公立大獣医系のランキングおよび分析を行っています。

【前期日程】国公立獣医系学科の偏差値ランキング

順位 大学名 偏差値 センター試験
得点率
1 東大 理Ⅱ 67 91%
2 北海道大 獣医
62 88
3 東京農工大 農
60 85
3 宮崎大 農
60 80
5 帯広畜産大 畜産 59 84
5 岩手大 農 59 81
5 岐阜大 応用生物科学 59 83
5 山口大 共同獣医 59 82
9 鳥取大 農 58 81
9 鹿児島大 共同獣医 58 82
9 大阪府立大 生命環境科学 58 83

データ読み取り

東大北大は難関です。地方医学部医学科と比較しても遜色ない難易度となっています。

全体的に、国公立大の獣医は地方国公立であってもセンター得点率80%以上必要で、なおかつ偏差値も60前後は必要であるため、難関と言えます。

とは言え、センター得点率80%台後半偏差値60台中盤以上が必要な医学部医学科と比較すると、まだ獣医学部・学科はそのレベルにはなく易しいと言えます。

ランキング下位の獣医系学科なら、努力で十分合格可能!
逆転合格も可能!

『獣医』が難関な理由

獣医が難関な理由は、『獣医を設置している大学が少ない』ということと、『そもそも定員も少ない』という2つの理由があります。

獣医を設置している大学

日本には獣医学部(学科)を設置している大学は多くありません。
国公立大では、上のランキングにでてきた10大学のみ、獣医学科を設置しています。

また私立大学では「日本獣医生命科学大」「日本大」「麻布大」「北里大」「酪農学園大」「岡山理科大」の6つの大学しか設置していません。

定員

国公立大の獣医系学科では、定員は30名前後しか採りません。

一つの理由は、動物病院の獣医師などは、大都市では飽和状態にあると言われているためです。

獣医になりたい人は多い割に、それを受け入れるキャパが少ない”ミスマッチ”が、獣医の難易度を上げている要因です。

試験科目

大学名 センター 国語
数学 理科 英語 総合
東大理Ⅱ
110 80 120 120 120
北大 獣医 300 150 150 150
東京農工大 農 900 200 300 200
宮崎大 農
900 ・数学200点
・理科(物or化or生)200点
・英語200点
→2科目選択(合計400点)
帯広畜産大 畜産 600 400
岩手大 農 900 200 200(※1)
岐阜大 応用生物科学 900 200(※1) 200
山口大 共同獣医 1000 200 200(※2)
鳥取大 農 900 200(※1) 200
鹿児島大 共同獣医 1000 200 200(※2)
大阪府立大 生命環境科学 800 200 300 100

(※1)物理、化学、生物から1科目を選択
(※2)物理、化学、生物、地学から1科目を選択

分析

センター割合

獣医も医学部医学科と同様に、センター配点が高い傾向にあります。
特に地方大学の獣医にそれが顕著です。

センターより、2次の割合が多いのは、東大理Ⅱ北大獣医のみです。

変則的な入試科目

2次試験科目も、理系入試でよくみられる英数理(x2)という構成ではなく、『数学+理科(x1)』や『理科(x1)+英語』などの変則的な入試方法がかなり多いです。

獣医系学部学科の伝統なのでしょうか。

理科1科目

上記と被りますが、理系入試でよくみられる理科2科目(物・化・生から2科目)選択するという方法ではなく、理科1科目(物・化・生 or 地 から1科目)選択という大学が多いです。

注意点

東大理Ⅱ

東大は入学後の成績に基づいて、『進振り』というシステムがあります。
それによって行ける学部学科が決まるため、理Ⅱに進んだからと言って、必ずしも獣医に行けるわけではありません。

北大獣医

北大は近年、【総合入試=理系】を導入しましたが、獣医の場合は獣医として”独立”しており、総合入試=理系とは無関係です。
そのため、獣医学部の試験にパスしたら、そのまま獣医学部に行くことが出来ます。

まとめ

獣医系は東大や北大、東京農工大などの上位国公立大学は難易度が高く、地方国公立医学部並みの難易度となっています。

センター割合が大きい大学が多いため、センター対策が最重要事項。

試験科目が独特な場合が多く、科目数が少なくて済む大学が多いため、現役生にもワンチャンあると思います。

下位国公立獣医なら、普通の受験生でもなんとか手が届くレベルにあります。